プログレッシヴ・パワー・メタル・バンドCENTURIOは、2002年Marcelo(Vo)とDaniel(G)の二人によって結成されました。 彼らは曲作りを開始。その頃二人で作った曲は、現在もバンドの曲として引き継がれています。 その後、もう一人のギターリストSergioの加入によって、本格的にバンドとして活動を開始します。 メンバーが揃いライヴも行えるようになりますが、当初からのメンバーであるMarcelo(Vo)が脱退。 その後何度かメンバー・チェンジがありましたが、ようやくメンバーが固まり、バンドとしての方向性が定まりました。 そして創始者Daniel(G)にとっては長年温め続けていた曲を、バンドにとっては夢の第一歩である今作が出来上がりました。

その作品は6曲のミニアルバムで、厳しく言うならば、まだ完成には程遠いといえる作品でしょう。 楽曲は適度なブログレさに、彼らが影響されたというSTRATOVARIUSやHELLOWEEN、DREAM THEATERといったバンドの影響が所々で窺えますが、 それらを混ぜたような楽曲といったほうがいいかもしれません。 特に "Vuela Libre" という曲は、それらのバンドの影響が強く表れた楽曲といった感じでしょうか。 そして、聴きやすい楽曲に、たまに典型的ともいえる懐かしさ漂うメロディが突如出てくるのもこのバンドの特徴でしょう。 個人的には "Rio de Sangre" や "Estoy Aqui" といった曲が気に入りましたが、 もっと良くなるという思いがあるのも確かです。 まだ安定感に欠けるところもあるし、激しいところはもっと激しく・・・といった音のバランスをもっと考えてほしいと感じます。

そんな好き勝手なことを書きましたが、とても大きく進化しそうな感じがしたのでそんなことも書いてしまいました。 もっと良い環境でレコーディングできていたなら、もっと印象も変わっていたと思いますが、どのバンドもスタートはこんな感じでしょう。 是非とも、この音楽性を変えずに頑張って続けていってもらいたいです。

★収録曲

1. Rio de Sangre

2. Estoy Aqui

3. Matar La Esperanza

4. Su Propio Mal

5. Hoy

6. Vuela Libre