とても漢色濃いバンドICAROの2枚目です。

私はこの作品しか持っていませんが、ICAROは1999年に結成され、2001年に1stアルバム 「ICARO」 という作品が出ているそうです。 このバンドもまた苦労をしてきたバンドのようですが、その辛抱してきたメタルに対する想いが、ひしひしと伝わってくるような作品です。 聴いていると、なんだか熱いものを感じます。音質はあまり良くないし、そのシンプルで熱い直球メタルは今となっては多くの人に受け入れられないであろう古臭いメタルと言えるかもしれません。 しかし、時には古いスタイルがいいときだってある。それをICAROは感じさせてくれます。彼らの音楽は、どこか、あのアルゼンチンで人気を誇ったKAMIKAZEを思い出させます。 KAMIKAZEのように南米らしくない、どこか異国のノスタルジックさを感じます。 そして、シンプルな主旋律がなぜか強烈に耳に焼き付いていくんです。 私はそれがとても好きです。時にはスロー・テンポの曲では飽きてくる部分もありますが、 そんな古き良きメタルが聴けるいい作品だと思います。

是非とも頑張って続けていってもらいたいです。