スペインのメロディック･パワーメタルETERNITYの3rd。前作は購入していなく1st以来久しぶりに聴きましたが、相変わらずメロディにキレは無いもののソリッドなギターリフにシンフォニックなkeyと印象的なコーラス隊は結構個性たっぷりです。シンガーはしっとりと聴かせるマイルドな声で、ほんのりと心安らぐスパニッシュな楽曲が何とも言えません。ただ所謂、熱いスパニッシュメタルとは一線を置いた感じです。 少し地味な楽曲が多いのですが、サビメロはなかなか美しいのでB級クサメタルが好きな人は楽しめると思います。

スペインのメロディック･パワーメタルETERNITYの2002年に発表したデビューアルバム。再発盤です。すっきりした味わいのあるスパニッシュメタルで#2からスパニッシュメタルらしい哀愁さと疾走感の感じる魅力たっぷりのサウンドを聴かせます。 クサイメロディラインや少しキラキラしたメロディアスな展開が美しいKeyなどクサメタラーは結構楽しめる内容です。ただギターに粗さを感じたり、マイルドに歌い上げるハイトーンシンガーの熱意は感じるものの安定感に少し欠けるのが残念です。でもB級スパニッシュメタルらしさ100％の #2、キラー悶絶チューンの#4、大らかな気持ちになれるバラードの#5、ピコピコした#6、典型的な疾走チューンの#8、シンフォニックな曲展開が美しい#9と良曲が多く楽曲の聴き応えはなかなかです。 聴き直してみると3rdより粗さは感じるものの魅力的な楽曲が多かったです。聴けば聴くほどその魅力にハマってしまいました。