ポーランドのスピード／スラッシュメタルKATの8th。これまでのKATとはまた違ったエネルギッシュでインパクトのある重厚なメロディにビックリしました。一時期のMETALLICAをイメージさせられる楽曲や安定感のあるリズム、ザクザクのリフを刻むアグレッシブなサウンドですがスローチューンを中心に流麗なギターワークも聴かせます。 全体的にドライブ感の感じるスリリングなサウンドですが、昔の面影が全く無くなってしまったのがとても残念です。個人的には今一歩でしたが演奏もシンガーもとても洗練されていて上手いのでパワーメタルが好きな方にオススメです。

ポーランドのスピード／スラッシュメタルKATの7th。もうスラッシュメタルには戻らないのかな？今作もダークなメロディとメランコリックなスローチューンが多いメロディックメタルをやっています。メタリックでダークな楽曲もありクオリティも高いのですが個人的には不完全燃焼でした。お気に入りは力強いリフがよかった#3、#7です。 でも叙情的なメロディやシンガーが安定していて上手いとかKATらしさは少しでていますので好きな方は結構楽しめると思います。

ポーランドのスピード／スラッシュメタルKATの1996年に発表した6th。再発盤です。前作は何だったのか？と思うほど#1から鋭角で分厚いギターリフが堪りません！！ただ#2から失速してしまいますが・・・今作もダークなメロディと重厚なリズムが基本で、メランコリックなスローチューンや流麗なギターソロなどを聴かせます。 楽曲のクオリティは高く構成力も悪くないので結構ハマるのですが、以前のようなスラッシュらしい素晴らしい楽曲が少なくなってしまったのは個人的に残念です。でも力強いベースが頼もしいスラッシーな #1、#7などの良曲もあるので、KATが好きな方は結構楽しめると思います。

ポーランドのスピード／スラッシュメタルKATの1994年に発表した5th。再発盤です。オープニングからメランコリックなピアノではじまり、スラッシーな要素はかなり控え目というか殆ど感じられずヘヴィでダークな楽曲や小洒落たバーとかでかかりそうなメロディアスなスローチューンなどもあって全体的に地味なメロディ重視の楽曲が多くなりました。 中音域に歌い上げるシンガーの表現力もなかなか高く上手かったのですが、今までと比べると全く別物なのでスラッシーなアルバムを期待した方は肩透かしをくらったような残念なアルバムでした。

ポーランドのスピード／スラッシュメタルKATの1992年に発表した4th。再発盤です。KATのアルバムの中で一番好きなジャケ。怪しげでテクニカルなメロディに東欧臭が増した良盤です。モダンチックな重厚感溢れる分厚いリズム隊、スリリングなギターリフと前作までのスタスタと疾走感溢れる楽曲がとてもカッコよいです。 前作同様ギターの流麗なソロなどまったりと聴かせるフレーズも多いですが、全体的には攻撃的な楽曲が多く80年代スラッシュが好きな方は安心して楽しめるアルバムです。

ポーランドのスピード／スラッシュメタルKATの1988年に発表した3rd。ジャケ違いの再発盤です。前作に比べヘヴィ感と音に厚みが増したアルバムでアグレッシブなサウンドがとてもカッコ良いです。相変わらずスタスタと気持ちの良いスラッシーなメロディにうねるようなギターが心地よく全身に響き渡ります。また淡くゆったりとした演奏もあったりとメロディセンスもなかなか高いです。 荒々しく歌い上げるシンガーも気合が入りっぱなしでテンションも高くて良かったのですが、前作のようなツボを突いたメロディが減ったのは残念です。でもオールド・スクールものが好きなスラッシャーは安心して楽しめる良盤です。

ポーランドのスピード／スラッシュメタルKATの1986年に発表した2nd。再発盤です。前作に比べると色々な面で成長したアルバムです。スリリングなギターの流麗なメロディやキャッチーなリフが多くなり、フックのきいた楽曲が堪らなくカッコ良いです。 スラッシーで軽快にかっとばす疾走チューンからツボを突く正統派メロディ、勇壮なミドルチューンもあってニヤケっぱなしです。全曲捨て曲なしで楽しめる名盤です。青いジャケも持っていますが、こちらのジャケの方が好きです。

ポーランドのスピード／スラッシュメタルKATの1985年に発表したデビューアルバム。CD再発盤です。スラッシーなサウンドと気持ちの良いストレートな正統派チューンが堪りません。音質が少し悪いですが、勢いに身を任せていますがスタスタと疾走感のあるメロディと時折入るキャッチーなリフや男臭いコーラスが胸に響きます。 力強く歌い上げるシンガーもカッコよく結構激しく盛りたてるリズムも聴きどころの１つです。お気に入りは#1、#2、#5、#6、#8、#9、#10です。B級スラッシュマニアの方は必聴盤です。