アメリカの正統派パワーメタルONWARDの3rd。前2作はかなり思い入れが強かったので今作もかなり期待していたのですが、楽曲にインパクトがなくメロディに独特の力強さが無くなって、 少しおとなしくなってしまった感じがします。でも相変わらず骨太のシンガーやコーラス隊は元気で、ソリッドなメタルチューンとテクニカルなギターも弾きまくっているので、ONWARDファンはそれなりに楽しめるのですが何かいま一つ物足りない気がしました。また音質もあまり良くないので、それも１つの要因になっているのかもしれません。

アメリカの正統派パワーメタルONWARDの2nd。前作よりはインパクトがないものの今作も素晴らしい出来です。#1から熱過ぎる80年代正統派を彷彿させる力強いメロディと今作はしっとりしたジャーマンメタルにも通じる憂いを帯びたメロディもあってセンスは抜群です。 前半の曲を中心に熱い楽曲が多く、個性的な正統派ヘヴィメタルを展開していてとても熱いです。しかも#8にLOUDNESSの名曲"Clockwork Toy"をカバーしていて、渋い選曲とテクニカルなギターソロがとてもカッコ良いです。 クオリティも高いので安心して楽しめます。

アメリカの正統派パワーメタルONWARDのデビューアルバム。#1から目の覚めるようなソリッドでツボを刺激するメロディアスな正統派フレーズをこれでもかという程ぶちかまし、 非常にテクニカルなギターと素直に首を振れる80年代を彷彿させるパワフルなサウンドが堪りません。シンガーはLEGEND MAKEで活躍したMichael Grantで、 中高音域に安定していてコーラス隊とのかけ合いも熱いです。また疾走だけではなくヘヴィなリフが楽しめるミドルチューンもあってガッツポーズものです。骨太の正統派パワーメタルが好きな人やクサメタラーはオススメの必聴盤です。