メキシコのシンフォニック・メロディアスメタルPSICOFONIAの2nd。#1のイントロ～#2の爽やかな疾走チューンを聴くと今作は前作と違った楽曲になるかとささやかな期待をしていたのですが、 やはり前作同様、デスヴォイスの曲ありテクニカルなプログレ・テイストのノーマルヴォイスの曲ありといった個性の強い楽曲でした。スローから疾走チューンまで緊張感を保った楽曲が多く楽曲の複雑さや#9のような哀愁の疾走チューンはメロディセンスがあるのですが、 シンガー、コーラス隊共にクセというかアクが強すぎで今一歩踏み込む事が出来なく個人的に満足度は低いです。もう少し楽曲に統一感が出ると良いのですが・・・。

メキシコのシンフォニック・メロディアスメタルPSICOFONIAのデビューアルバム。正統派ヘヴィメタルを軸に哀愁のクサメロを垂れ流したメロディックメタルをやっていて、 クサメロ疾走チューンだけではなくドラマティックな曲構成に、効果的にkeyやヴァイオリンが入ってきてバランスは悪くないのですが、 楽曲によってはテクニカルなプログレ調のスタイルやデスっぽい感じのもの、クワイアを取り入れた劇的でクラシカルな楽曲もあったりして色々とやり過ぎな感じがします。 まあそれはそれで個性が強くてよいのかもしれませんが、シンガーはハイトーンでたまに不安定になったりもしますが結構強力に歌い上げています。 ギターもメロディアスでスローも疾走チューンも聴きごたえがあり特に#2や#5のソロは泣きまくっていてカッコ良いです。全体的に通して聴くと聴きにくい楽曲もあるのですが、1曲1曲独創的で繊細さが伝わってきます。 疾走チューンだけ聴くならばGUARNERIUS辺りが好きな方はオススメです。