鼻にかかったような歌声・・・どっかで聞いたことがあるような・・・ まさしくKAMIKAZEのヴォーカリストです。 ちょっと懐かしさが込み上げてきてしまいますが、アルゼンチンで人気を博したKAMIKAZEの顔だったEnrique Gomez Yafal(Vo)が バンド解散後にChristian Vidal(G)と結成したのがこのバンドです。

しかし、KAMIKAZEとは全く違った音楽性なので、そのつもりで聴いてください。 もう哀愁は卒業してしまったのでしょうか？ あの華やかなKAMIKAZEからは想像できないパワー・メタルをやっています。 ・・・ほんと、驚きの変貌です（汗）。しかも、あのEnrique Gomez Yafal(Vo)の哀愁の歌声は 今度はスラッシーさを醸し出し、軽快に歌い上げているではないかー。 ・・・やっぱりうまい。そして、魅力的なギターのフレーズもあり、おお～っと思ってるうちに終わってしまいます（汗）。 とても見事な腕前なのですが、終始メロディーが少ないヘヴィ路線で、自分は飽きてしまう作品でした。 しかし、何曲か好きな曲もありますが、やはりメロディがもうちょっと欲しいです。

このアルバム後、ギターのChristian Vidalはソロ・アルバムを出したり、 ツアーをしたりと活躍しているみたいですが、他のメンバーについては分かりません。 またKAMIKAZEのような歌声をどこかで披露していてくれればいいですが、 このまま消えてしまうのはあまりにも残念です。